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my patient drew my portrait for me!


by ha_art
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超越瞑想によって高齢の高血圧患者の生存率が改善する可能性あり

瞑想も満更ではなさそうだ。
そうした、研究結果がでてくると馬鹿に出来ない。
僕は、ユニバーサール・タオと呼ばれる瞑想をいくつか取り入れている。
毎日ではないが、気がついたときにはやっている。

瞑想はオカルトでも宗教でもないということだ。
いままでは、僕自身もそんな風に感じていた節がないはわではない。
しかし、最近フォーカシングという心理療法の本を読んだときに、
あぁ〜なるほど、自分の身体と向きあうことが
大切なんだと・・・。
フォーカシングでは、自分の身体が不快に感じているところに
意識を持っていき、そこがなにを訴えているのか、頭で考えるのではなく
felt senceと呼ばれる感覚で気づくことだといっている。
そこで、思ったのが、あぁ〜瞑想とは無我になることで、これを感じているんではなかろうかと思ったわけである。


以下記事より

提供:Medscape

2件のランダム化試験の併合解析は、総死亡率と心血管系死亡率がTMによって低下する可能性を示唆

Laurie Barclay, MD
Medscape Medical News

Reviewed by Gary D. Vogin, MD

【5月2日】超越瞑想(TM)によって、55歳を超える高血圧患者の総死亡率と心血管系の原因による死亡率が低下する可能性があることを示す、2件のランダム化試験の併合解析結果が、『American Journal of Cardiology』5月号に掲載された。

「TMプログラムによって、心疾患、ならびに高血圧、喫煙、心理的ストレス、ストレスホルモン、有害なコレステロールおよびアテローム性動脈硬化のようなその他の慢性疾患のリスクファクターが減少することが研究によって明らかになっている」と、筆頭著者であるマハリシ経営大学の自然医学予防センター(アイオワ州、フェアフィールド)のRobert H. Schneider, MD, FACCはニュースリリースで述べている。「これらの減少によって、老化の進行速度が遅くなり、死亡率の長期低下が促進される」。

この解析では、TM、他の行動療法、および通常の高血圧治療を比較する2件の既発表のランダム化比較試験のデータを併合した。一方の試験対象標本はマサチューセッツ州ボストンに住む高血圧前症の高齢の白人被験者であり、もう一方はカリフォルニア州オークランドに住むIおよびII期の高血圧症の高齢のアフリカ系アメリカ人であった。202例の被験者のうち、77例は白人(平均年齢81歳)であり、125例はアフリカ系アメリカ人(平均年齢66歳)であった。平均ベースライン血圧は高血圧前症またはI期の高血圧症の範囲にあった。

National Death Indexを用いて、最大18.8年間にわたる生存状況および死亡原因の追跡調査を判定した。試験実施地域について調整した後、生存期間の解析を用いて介入群の死亡率を比較した。平均経過観察期間は7.6±3.5年であった。

併合した対照群と比較して、TM群では主要評価項目である、最長経過観察後の総死亡率が23%低下し(相対リスク0.77、p=0.039)、心血管系の原因による死亡率が30%低下し(相対リスク0.70、p=0.045)、癌関連死亡率が49%低下した(相対リスク0.49、p=0.16)。

この研究の限界には、2種類の異なる試験集団を併合したこと、拡張期血圧を測定したのは1試験のみであったこと、後向き(レトロスペクティブ)な解析であったこと、および全国データベースのみから死亡率データを収集したことが含まれる。

「これらの結果は、TMプログラムのような、高血圧の予防およびコントロールに用いられる特別なストレス軽減法が、全身性高血圧の高齢被験者における総死亡率および心血管系疾患による死亡率の低下に寄与する可能性があることを示唆する」と著者らは述べている。

米国立衛生研究所(NIH)が本研究を部分的に支援した。

Am J Cardiol. 2005;95:1060-1064

Medscape Medical News 2005. (C) 2005 Medscape
by ha_art | 2005-05-25 00:20 | Medical News