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my patient drew my portrait for me!


by ha_art
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お目覚めのコツ?

副腎皮質ホルモン(ACTH)ですかぁ。
目覚めと副腎皮質ホルモンと目覚めの関係は昔から知られている。
それと、光が目覚めに関与していることも知られている。
でも、確か光はサーカディアンリズム(別名:体内時計)と関係していたと記憶している。副腎皮質ホルモンと光と関係していたかは定かではない。

自己覚せいができる人とできない人の違いを生み出している成分に、副腎皮質刺激ホルモンがある。このホルモンは脈拍・血圧を上昇させる交感神経を刺激して、人体を活性化させる(ちなみに、人がストレスを感じたときに放出するホルモンです)。目覚めは全身を休息状態から活動状態へ180度切り替える行為で、人体にとって大きなストレスを与える。そのため人体は目覚めのストレスに対してACTHの分泌を増加させ、脈拍や血圧が上昇、その結果血液量が増加した脳が活性化することで、無理なく起きられる状態になる。
ACTHが放出されるということは、朝、目が覚めるたびに身体はストレスを感じていると言うことになるのかぁ。通りで朝起きるのは辛いわけですよね。あれ?そんなことない?自分だけですか?・・・・きっと朝が弱い人は沢山いるはず。

そうそう、最初に出てきたサーカディアンリズム。今まではこれが重要な目覚めの鍵とされていた。サーカディアンリズムが正しい人は、自分が起きようとする時間になると、ある動機付けからドーパミンが放出される。これが起きるときにACTHと関連していると考えられていた?と思う。そして、光はサーカディアンリズムをリセットしてくれる。それにより、ある一定のリズムを毎朝セットしている。
でも、今回の論文では、光がACTHの誘発条件であるといことが分かったというのだ。
まぁ、いずれにせよ、朝起きるとうことは、身体にストレスを与えることだったんですね。これは、自分への気合いですかね?
朝、起きるのが苦手な方は、まず朝日を十分に浴びて、ガンガンストレスホルモンをだしてみてください。私もその一人です・・・

目覚めのメカニズム解明 光を感じステロイド分泌

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2005年11月9日】

 光が目の網膜に当たると脳にある体内時計の中枢からの指令で大量の副腎皮質ホルモン(ステロイド)が分泌されることを岡村均(おかむら・ひとし)神戸大教授らが確認、9日付の米科学誌セル・メタボリズムに発表した。

 ステロイドは脳の細胞を活性化し、さわやかな〓朝の目覚め〓を迎えることができるらしい。

 岡村教授らは、体の細胞にある時計遺伝子に目印を付けたマウスを使い実験。目に光を当てると、副腎で時計遺伝子が多く発現することを見つけた。日光よりは弱く室内の蛍光灯より少し明るい程度の光の場合、一時間後にはステロイドの血中濃度が3倍近くに増加した。

 脳にある視交叉上核という体内時計の中枢を壊したり、脳から副腎への神経回路を切断したマウスでは、光を当ててもステロイドは分泌されなかった。

 岡村教授は「光を当てるとうつ病の改善につながる治療法の効果を裏付けるものだと思う」と話している。



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by ha_art | 2005-11-10 00:00 | Medical News