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my patient drew my portrait for me!


by ha_art
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そんなこたぁ〜当たり前だろ!

医師と理学療法士の治療へ対する教育に優劣の差があるのか?
何のためにこんな試験をしたのかよく分からないが、面白かったので載せてみた。

そもそも、医師も理学療法士も、なんならカイロプラクターも現代医学を基礎に勉強させられているので、基本的に変わるわけがない。
ましてや、医師と理学療法士にどんな差があろうか?
同じ教科書に同じ理論。どこにも差がない。
カイロプラクターも独自の哲学こそ違うが、多かれみな構造医学の呪縛にとらわれている。
この段階では、大差はない=治せないと言うことだ!

構造を捨て、心をみないかぎり病気はなくならない・・・

ちょっと今日は毒舌を吐いてしまった。。

一般開業医によるむち打ち症教育と理学療法士による教育には優劣がない

提供:Medscape

ランダム化試験によれば主要評価項目には有意差がなかった。しかし、機能回復、コーピング、身体機能への長期効果は一般開業医による治療のほうが優っていた
Laurie Barclay, MD
Medscape Medical News

Reviewed by Gary D. Vogin, MD

外傷性頸部症候群(WAD)の治療で一般開業医(GP)が提供する教育は、理学療法士(PT)が提供する教育と運動に引けを取らないというランダム化試験の結果が、『Spine』4月1日号に発表された。いくつかの長期効果は、GPによる治療のほうが優れている。

「体系的なレビューで得られたエビデンスによると、外傷性頸部症候群の患者には積極的な介入が有効である」と、Dutch Institute of Allied Health Care(アーメルスフォールト)のGwendolijne G. M. Scholten-Peeters, PhDらが記述している。「しかし、どの種類の積極的治療がもっとも有効なのかは明らかになっていなかった」。

自動車事故から2週間後の時点で症状か機能障害がある外傷性頸部症候群の患者を一次診療施設で募集し、4週間の時点でも症状または機能障害が残る適格患者80例をGP治療(n=42)と理学療法(n=38)のいずれかに無作為にに割り付けた。いずれの群にも、運動量を増大させ、回復にとって望ましくない心理社会的要因をプラスの方向に変えることを主な目的とした動的多方式プロトコールで治療したを実施した。医療提供者の全員に対して、むち打ち障害の特性、予後と治療に関する現時点でのエビデンス、介入方法についての講習を行った。運動の種類を選ぶ場合は、治療目的に基づいてPTが選択した。

自動車事故から8、12、26、52週間後に主要評価項目を測定した。評価項目は、頸部痛の強さ、頭痛の強さ、労働活動とした。盲験化した独立の評価者が機能回復、頸部の可動範囲(ROM)、機能障害、家事・社会的活動、運動への恐怖、コーピング、全身健康状態を評価した。

12週目と52週目に測定した主要評価項目は、両群間で有意差がなかった。しかし、12週間目の頸部ROMの測定項目のうちひとつについては、理学療法のほうがGP治療よりも有効性が有意に高かった(調整済みの平均差 12.3、95%信頼区間[CI] 2.7-21.9)。

両群の長期の差はGP治療のほうが有利であったが、いくつかの副次的評価項目の測定値の一部を除き有意差に達しなかった。有意に達した評価項目は、機能回復(調整済み相対リスク 2.3、95%CI 1.0-5.0)、コーピング(調整済み平均差 1.7、95%CI 0.2-3.3)、身体機能(調整済み平均差 8.9、95%CI 0.6-17.2)であった。

「GPおよびPTによる治療の有効性は同等であった」と著者らは記している。「機能回復、コーピング、身体機能への長期有効性については、GP治療のほうが理学療法よりも優れているようだった。短期追跡における頸部運動範囲については理学療法のほうがGP治療よりも有効のようだった」。

本試験の限界としては、初期の疼痛や労働障害の程度が高いことによる交絡があること、参加者の募集の進捗が予定よりも大幅に遅れたこと、統計的検出力が制限されていたこと、すなわち検定の数が多いために偽の結果が導かれた可能性があること、サブグループ解析が小人数で行われたこと、一般化に制限があること、無治療の対照群が設定されていないこと、費用効果の分析がされていないことが挙げられる。

「(最初の疼痛レベルが高い患者など)回復遅延のリスクがある患者を対象にして、しっかりと計画がなされ、標本数が十分な試験を今後実施する必要がある」と著者らは結論で述べている。「そうした試験は、プライマリケアでのWADへの積極的治療法の有効性と費用効果をより確定するようなものでなければならない」。

この研究は職能団体基金を受けているが、本論文の主題に直接・間接に関係する私企業からは、いかなる形での便宜も受けていない。

Spine. 2006;31:723-731
Medscape Medical News 2006. (C) 2006 Medscape



へぇ〜!をお願いします
by ha_art | 2006-04-18 00:24 | Medical News