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my patient drew my portrait for me!


by ha_art
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ヘルニアの原因遺伝子発見 軟骨の再生を過剰に抑制

みなさん、こんばんは。
非常に、ご無沙汰です。
まぁ〜、いろいろありまして、私自身も最近疲れ切っていたようです。
でも、このGWの休日で元気を取り戻しました。
さて、久しぶりのメディカルニュースです。
ヘルニアに関する、新たな発見があったようです。
ヘルニアになるかならないかは、遺伝子が関係していると言うことです。
これで、同じ生活をしているのになる人とならない人の相関関係が分かったような気がします。
そして、健康な人でもヘルニアがある、そしてそれが痛みとは直結していないということを示唆していると思います。
要するに、ヘルニアは軟骨再生の遺伝子が関係しており、それが痛みとは無関係であるということである。
でも、この論文ではあたかも、ヘルニアが座骨神経痛の原因であるようなかかれ方がされているが、ヘルニアが座骨神経を誘発する根拠はどこにも見あたらない・・・。


ヘルニアの原因遺伝子発見 軟骨の再生を過剰に抑制

記事:共同通信社
提供:共同通信社

 国内に100万人の患者がいるとされる椎間板(ついかんばん)ヘルニアの原因遺伝子の1つを理化学研究所遺伝子多型研究センター(横浜市)と富山医科薬科大の川口善治(かわぐち・よしはる)助手(整形外科)らのグループが突き止め、1日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。

 この遺伝子の変異が軟骨細胞の再生を過剰に抑制し、発症につながるとみられる。これまでに原因遺伝子は5種類報告されているが、遺伝子の機能まで解明したのは初めて。予防や治療薬の開発に役立つという。

 同研究センターの池川志郎(いけがわ・しろう)チームリーダーらは、患者の病変部で働きを活発化させている「CILP」と呼ばれる遺伝子に着目。患者467人と健康な人654人を対象にCILP遺伝子を解析した結果、遺伝子の一部に変異があると、椎間板ヘルニアになるリスクが1.6倍高いことが分かった。

 椎間板ヘルニアは背骨のクッションの役割を果たす軟骨が変形し、腰痛や座骨神経痛などの症状を起こす疾患。CILP遺伝子は日常の活動で損傷を受けた軟骨の再生をコントロールしていると考えられるが、変異によって再生が過剰に抑制されるとみられる。

 椎間板ヘルニアは車を長時間運転する人や喫煙歴がある人がなりやすいとされるが、実はこうした環境要因よりも遺伝的要因の影響が強いという。

 池川チームリーダーは「今回の発見により治療研究が大きく進むのではないか」と話している。
by ha_art | 2005-05-06 00:10 | Medical News