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by ha_art
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抗うつ薬は神経痛の第一選択薬

ここでは、神経組織の損傷によって生じ、しばしば活動障害を来たす疼痛の初期治療
に抗うつ薬の有効性を述べている。
慢性疼痛や、いわゆる画像診断や理学的検査ではまったく異常のないとされる疼痛に対して、抗うつ薬が痛みの軽減に有効であるという。
現時点では、こうした疼痛を抱えている患者がすべて、軽度鬱病を含む、うつなのか?それとも単に脳で疼痛を感じる部分の遮断に抗うつ薬が効いているのか分からない。

ぼくは、精神科医の専門ではないので、薬のことや、正確な精神疾患分類までは分からないが、カイロプラクティックの治療により、神経バランスを整えることで、疼痛の軽減ないしは消失が得ることが出来るのは、神経反射を通して、脳に刺激を与えているからだ。
これが、脳で疼痛を感じている部分をカイロプラクティックアジャストメントの神経反射により、変化を起こしているこが、生理的に証明できれば、薬を使わなくても、疼痛の遮断にカイロプラクティックが有効であることが証明できるのではなかろうか?

やっぱり、大学院へでも行って研究しようかぁ(笑)

従来の抗うつ薬をある種の疼痛の治療に使用すべきだと、研究は示唆

Jennifer Warner
WebMD Medical News

Reviewed by Brunilda Nazario, MD

神経組織の損傷によって生じ、しばしば活動障害を来たす疼痛の初期治療に、抗うつ薬を使用すべきだと、この問題に関する研究の新規レビュー研究が示唆している。

研究者らは、19種類の抗うつ薬を神経障害性疼痛としても知られる神経組織の損傷によって生じた疼痛の治療に用いた、50試験について再検討した。その結果、三環系抗うつ薬とよばれる従来型の抗うつ薬によって顕著な疼痛緩和が得られることが明らかになった。アミトリプチリン、イミプラミン、クロミプラミン、デシプラミン、およびノルトリプチリンのような薬剤がこれに含まれる。

抗痙攣薬も神経障害性疼痛を緩和することが認められた。

糖尿病性末梢神経障害とよばれる糖尿病による神経痛は、慢性的な血糖値の上昇が全身の神経に損傷を与え発症する。ヘルペス後神経痛とよばれる帯状疱疹の合併症は、帯状疱疹の発疹が消えた後も数週間から数年間にわたり神経痛を引き起こす。同じく、一部の癌治療、すなわち放射線治療および一部の化学療法剤も、神経の損傷を引き起こすことがある。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)とよばれる新しい抗うつ薬が末梢神経障害性疼痛を緩和するかについてのエビデンスは極めて少ない。この使用を推奨できるようになるためには、より多くの研究が必要である、と研究者らは述べている。SSRIsにはプロザック、citalopram(商品名Celexa)、フルボキサミン(商品名ルボックス)、sertraline(商品名Zoloft)およびパロキセチン(商品名パキシル)が含まれる。

神経組織の損傷によって生じた疼痛はしばしば、ヒリヒリする感じ、チクチクする感じ、または突き刺すような感じとして発現する。

研究者らは、抗うつ薬は神経障害性疼痛に長年使用されており、この研究レビューは、おそらく今でもそれが最善の方法だろうということを示していると述べている。抗うつ薬は、脳に送られる疼痛信号を減衰させることによって、神経損傷が原因となって生じる疼痛を緩和すると考えられる。

gabapentin(商品名Neurontin)、カルバマゼピン(商品名テグレトール)およびフェニトイン(商品名Dilantin)など、本来はてんかんの治療薬として開発された抗痙攣薬も、しばしば神経痛の治療に使用されるが、研究者らは、それらは二次治療としてとっておくべきだと述べている。これらの薬剤が神経痛を弱めるのにどのように働くかは依然として不明である。

従来の抗うつ薬もやはり神経痛に有効

『Cochrane Library』の最新号に掲載されたレビュー研究において、研究者らは、末梢神経障害性疼痛の治療に抗うつ薬と抗痙攣薬を使用した2,500例以上の患者が含まれる研究の評価を行った。

結果から、三環系抗うつ薬を使用した、神経損傷による疼痛の患者の3分の2が、中程度以上の疼痛緩和を得られたことが明らかになった。しかし約5分の1の患者は、嗜眠状態、口渇および視力障害のような抗うつ薬治療の副作用を忍容できず、服薬を中止した。

三環系抗うつ薬、特にAmitrilは、糖尿病および帯状疱疹による神経障害性疼痛の緩和において最も有効であったことが、研究で明らかになった。

これらの結果は有望であるが、研究者らは、抗うつ薬がすべての疼痛を治癒または消失させるわけではないと述べている。

「疼痛軽減の程度はせいぜい中程度である。通常、投与患者の50%において平均すると約40%の疼痛軽減が得られる」と、ワシントン大学の研究者Dennis C. Turk, PhDはニュースリリースで述べている。「このことは、かなりの割合の患者は疼痛の中程度の軽減すら得られず、疼痛が軽減した患者も引き続きかなりの疼痛を経験することを意味する」。

研究者らは、新型の抗うつ薬やセイヨウオトギリソウのような代替医療を、神経障害性疼痛の治療に推奨できるようになるためには、それらの効果を評価する、より多くの研究が必要だと述べている。

抗痙攣薬も神経痛に有用である可能性

研究者らは、神経障害性疼痛の治療における抗痙攣薬のレビューの結果は励みになるものと相反するものの両方だと述べている。

抗痙攣薬は元々、1960年代にてんかんの治療薬として開発されたが、疼痛の治療に使用されることが増えている。この薬剤は、脳および中枢神経系の神経の異常な興奮を鎮めることによって作用すると考えられている。

レビューにおいて、研究者らは、1,000例以上の患者を含む抗痙攣薬に関する23試験について分析を行った。

研究者らは、これらの研究の結果は相反しており、神経障害性疼痛の治療における有効性を他の抗痙攣薬および抗うつ薬と比較検討するためにそれぞれの抗痙攣薬を独立して評価する必要があることを示唆すると、述べている。

例えば、Neurontinに関する15試験は、神経障害性疼痛の緩和における有効性が別の抗痙攣薬、Tegretolと同等であったことを示した。Neurontinの方が副作用は少ないが、研究者らは他の代替薬よりも高価であり、より安価な治療も有効であると述べている。

したがって、研究者らは、抗痙攣薬は、神経組織の損傷によって生じる疼痛の治療においては、最初に抗うつ薬による治療を試した後の第二選択薬としてとっておくべきだと述べている。

Saarto, T. The Cochrane Database of Systemic Reviews, July 20, 2005. News release, Health Behavior News Service.
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by ha_art | 2005-07-27 23:43 | Medical News